怒りを抑えるために

何故最近怒っているのか考えてみた。



■何に怒っているのか?

  • 怒りは特定の人に向けられている
  • 仕事が出来ていないことに対しては怒っていない
  • 怒りのポイントは3つ
    • 1.配慮のなさが周りに与える迷惑
    • 2.稚拙な論理
    • 3.私のスピードに連いて来れない


■何故それらに対して怒っているのか?

  • 1.について
    • それは自分の尺度(責任感、正義感、優先度、作業粒度、…)とズレているから
    • ただ、自分が怒っている程に、彼らが周りに迷惑をかけているのか、は分からない
    • 自分が怒っていることの方が、周りにとって迷惑のように思える
  • 2.について
    • 稚拙であること、それが問題と思っていないこと、改善しようと思っていないこと、の全てが腹立たしい
  • 3.について
    • どう考えても、頭の回転力が違う、彼らに追いつける訳はない


■それでも何故彼らに指示を出すのか?

  • A.そういう体制だから?
  • B.彼らにもできると信じているから?
  • C.自分で作業する余裕がないから?
  • D.出来ないことを責めるため、彼らに指示する優越感・仕事してる感?
  • E.言うことを聞かなかったからだと、自分の正当化?
  • F.自分の頭の回転を誇示するため、見下すことによる優越感?
  • G.自分の面子が潰されたと感じているから?
  • H.私の指示が全体に有益だからと思っているから?


■それらは改善できるのか?

  • Aについて
    • 彼らを切ることは無理、人事の権限はない
    • 切るよう依頼はしているが、簡単には無理だろう
  • Bについて
    • 彼らには求めるレベルの仕事させることは無理、絶対的にその能力がない
    • たかがサラリーマンの仕事なのだが、人には限界がある、議論の余地なし
    • その事は内心わかっているはずなのに、指示したじゃないか!と思うことが間違い
    • あの間抜け面を見た瞬間に怒りが沸騰している ★改善ポイント
  • Cについて
    • 自分でやれば、彼らの半分以下の時間で作業できるはず
    • しかし、それだけの纏まった時間を、決まった時間に作ることは不可能
    • ただ、結果の確認ポイントは纏めることが出来はずだし、実際している
  • D〜Fについて
    • 自分の感情を満たすためであることは、多分にある
    • しかし、そんな感情は満たされなくても良い
    • 実際、彼らが居なかったら、潰れるまで自分で仕事するはず
    • なので、してやっている感を出すのは間違い ★改善ポイント
  • Gについて
    • 客に突っ込まれて精神的に参るのは御免なので、多分にある
    • これは精神面を鍛える、図太くなるしかない、すぐには無理
  • Hについて
    • 誰も私に期待なんてしていない
    • 自分でやるのが面倒と思っているか、それすらも考えられない可哀想な人たちなだけ
    • ただ、黙っていればコイツがやるだろうという算段はしているのだろう
    • とはいえ、誰かがやらないとダメなのは事実なので、今と同じスタンスで臨むしかない


■では改善ポイントの解決に向けてどうするか?

  • 気を静めるためのルーチン
    • 両こめかみを指で持ち上げ
    • 目を閉じ、眉を上げ、笑みを浮かべ
    • 鼻から息を抜きながら、可愛い子を思い浮かべる、できるだけ身近な
  • 怒りそうなときのルーチン
    • 息を吐く、吐き続ける
      • 吐き続けると苦しい、相手のことはどうでも良くなる
      • 会議中に深呼吸なんて無理なので、とにかく一瞬で良いから吐け、その瞬間思考は途切れ、怒りも途切れる
  • 覚悟を保つためのルーチン
    • 姿勢を正す
    • ゆっくり口調
    • やはり、可愛い子を思い浮かべる
      • 出来てないのを見られていると思うな、出来てるのを見られてると思えば良い


■最後に心構え

  • 「心が変われば態度が変わる」なら「態度を変えれば心にも変化を与えられる」はず
    • なので、型が内面を変える、性格も変える、とにかくルーチンを守るべし
  • 怒りを押さえ込むのではない、怒らないように変えていくのが目的
    • なので、思いついたら実行するべし、習慣づけが大事
  • 無理に感情を押し殺すのではない、気を鎮めることが大事
    • なので、怒りを覚えることもあるが、受けが「怒り」の合気道だと思えばよい
  • とはいえ感情は殺し気味になるはず、ルーチンを守るためには仕方がないと思えば良い
    • 悲観的になる必要はない
  • あと彼らを、馬鹿な人、可哀想な人とは思うな、口調に出る
    • 子供だと思えば、コントロールできなくても已む無しと思える
  • 性格ごとき変えられる、結局は覚悟の問題、ハラキリ覚悟で臨むこと


キーワードは、和顔愛語(わげんあいご)、前頭前野腹外側部